シアトルの女性アーティスト、Abby Gundersenの新作「Aurora」が9月にリリースされます。昨年発表された「Time Moves Quickly」はEPの位置付のような感じでしたので、今作が彼女のファーストアルバムとしてのリリースとなります。「Time Moves Quickly」もポストクラシカルの流れを汲んだ素敵な作品でしたが、今回はそれを上回りそうな予感が現在公開されている、”Waves”から伝わって来ます。
アートワークも印象的で、バーミンガム在住のMaryGrace Wolnskiという女性アーティストの”We Will Make It There”という作品を使っているのですが、この作品、実は、Abby Gundersenの「Time Moves Quickly」の1曲目に収録されている”We Will Make It There”に影響を受け描かれたものなのです。
ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、ヴォーカルと、ギター以外は全て彼女自身による演奏で、アコーステックの演奏にほのかなエフェクトを加えるなど、儚さと崇高な世界を生み出しています。まだ全体を聴いていないのですが、リリースが楽しみです。ジャケットも素晴らしいのでどこかフィジカルでのリリースを期待したいのですが…。まだ彼女を知らない方はまずは「Time Moves Quickly」をぜひ聴いてみてください。