アフリカのマニアックなカセット音源を紹介している、Awesome Tapes From Africaから強烈なブツがリリースされました。ガーナ出身のAtta Owusuによるソロプロジェクト、アタ・カクが、94年にリリースしていた奇跡のカセットテープ“Obaa Sima”はおそらく、94年に全世界でリリースされたメジャー/インディー問わず、最重要作品といわれるものに勝るとも劣らない、2015年に聴いても、手付かずの衝撃をもたらしてくれる作品です。
この作品は、Awesome Tapes From Africaのレーベルオーナーが、2002年にガーナの露店で出会い、その後2006年にアフリカのマニアックな作品を紹介するブログを始めるきっかけとなった作品だから相当本人も衝撃を受けたのかも。
そんなアタ・カクの”オバ・シマ”ですが、トロントに移住後、自宅のリビングルームやお風呂場で一人録音に勤しみ作り上げたまさにホームレコーディングな作品なんですが、とにかく聴いて、思わず吹き出しちゃう凄さ。ラップ、シカゴハウス、ファンク、ポップスなど、ジャンルを当てはめて行くと前述な感じになるんですが、キーボードやギターなどのごくごく少ないフレーズだけで構成された上ものに、リズムボックスでソウルやハウスを通過した、以外と洗練されたリズムトラックだけでも癖になっちゃうんですが、その上から被せてくるAtta Owusuと思われる、変幻自在のヴォーカルや高速ラップにもう参ってしまう。ヴォーカルのリズム感は半端なく予測不能でいながら奇天烈さではなく、女性コーラスが入ったりと、ポップさをキープしているのが不思議すぎます!この作品がAwesome Tapes From Africaのブログ掲載後に、数千ダウンロードされ、youtubeでは数十万の視聴回数を記録されたということで、一部では相当大きなインパクトとなったのも確かに頷けます。
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