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Balmorhea「Clear Language」(Western Vinyl)

11年のバンド活動を経た中で再び見つめ直した、Balmorheaの、あるがままの音楽

2006年に、テキサスは、オースティンにて、Rob LoweとMichael Mullerによってスタートした、Balmorhea。3枚目のアルバムから、6人編成のバンド編成となり、ポストクラシカルの叙情的なサウンドと、バンドならではの、ポストロックのダイナミックさとの中間に位置するサウンドで、これまで多くの評価を得てきました。

2012年の「Stranger」以来となる、6枚目となる本作「Clear Language」では、再び、Rob LoweとMichael Mullerだけでの制作に原点回帰したものとなっています。アナログシンセサイザー、ピアノ、ビブラフォン、エレクトリック&ベースギター、バイオリン、ビオラ、フィールドレコーディングによって生み出される本作のサウンドは、バンド編成による複雑なアンサンブルを避け、2人だけの、直感的な、そしてミニマリズムを追求することにより、より感傷的なトーンを浮かび上がらせたものになっている。

ここ最近、彼らのファーストアルバムが再発されましたが、本作への布石のようにも感じられる、内省的な佇まいと、ロマンティックさが憂愁のまどろみとなって、夕暮れ時に思わず空想したくなるサウンドが広がってゆく。シンプルさを追求するとバンドではなく2人になり、2人だからより心模様の根っこがリアルに滲み出てくる。Balmorheaとしてのあり方を、11年のバンド活動を経た中で、再び見つめ直した、今の、あるがままの音楽にいつまでも寄り添いたくなる作品です。

<収録曲>
01. Clear Language
02. Sky Could Undress
03. Dreamt
04. Slow Stone
05. Ecco
06. Behind The World
07. Waiting Itself
08. 55
09. All Flowers
10. First Light

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