オーストラリア出身で、ゲイリー・バーツ・バンドへの参加を機に現在はNYを中心に活躍するピアニストで、人気ギタリスト、カート・ローゼンウィンケルともアルバム「FLASHBACKS」で共演している、Barney McAll(バーニー・マッコール)の2006年にJazzheadからリリースされていた作品「Mother of Dreams and Secrets」がResearch Recordから初のアナログ盤化です。
正直彼の他の作品はあまり好みではないのですが、この作品はホント素晴らしい内容です。マッコールが影響を受けているアフロ・キューバンをテーマに、ジャロルディ・アブレイユ(パーカッション)、 チューチョ・バルデスグループで活躍中のパーカッショニスト、ラムーセス・ロドリゲス(ドラムス)といった、キューバの素晴らしい演奏家、そしてビリー・ハーパー、カート・ローゼンウィンケルが参加。グループ全体が一体感となって時にアフロ・キューバンとジャズのスリリングでダイナミックな演奏が、一方でリリカルで美しい、極上のピアノ演奏が堪能でき、アブストラクトな音響空間の使い方も含め、時代がようやくこの作品に追いついたとも言えるおすすめ作です。【6月下旬入荷】
http://extracelestialarts.bandcamp.com/album/mother-of-dreams-and-secrets-ft-kurt-rosenwinkel