Brambles「Charcoal」〜真夜中の静寂さと美しさをサウンドに染め上げた心休まるメロディー

UKサウンドアート〜ポスト・クラシカル系レーベルSereinより、2012年にリリースされていた、イギリス出身のアーティストMark Dawsonによるソロ・プロジェクトBramblesのファーストアルバム「Charcoal」。この作品が、2014年に、”2014 Special Edition”としてアナログとデジタルのみで再リリースされていましたが、この度、CDでもリリースされることになりました。

ピアノを中心に、木管楽器やストリングスとフィールドレコーディングで作られたインスト作品。ジャケットを見ると、ちょっとダークな印象を持ってしまうんですけど、実際、自宅のピアノで夜更けに作曲〜レコーディングされたもので、まさに真夜中のアンビエントクラシカル作といった感じなんですが、時折ジャジーなサックス（クラリネット？）も入り、ダークさの中にも穏やかな美しさがある素敵な作品なのです。

メランコリックなムードを響かせるピアノやギター、そして波紋のように広がるストリングス。どことなく、ぼんやりしているんだけど、曖昧さとは違う静かなる高揚感を持った聴き心地の良さ。これがアルバム全編、詩情豊かに続きます。個人的にも、Sereinレーベルの中で真っ先にオススメするんだったらまずこの作品でしょうか。ぜひ、真夜中の静寂さと美しさをサウンドにに染め上げたかのような、心休まるメロディーに浸って見て下さい。

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