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BRIANA MARELA8月発売の最新作「All Around Us」より”Surrender”が公開!

Jagjaguwarより、シアトルのヴォーカルスト&コンポーザーBRIANA MARELAの作品が、8月にリリースされます。本人のWEBサイトや、JagjaguwarのHPでは、デビューアルバムとなっているのですが、じつは2010年にカセットで「Water Ocean Lake」を、そして2012年には、シアトルのBicycle Recordsより「Speak From Your Heart」という作品をリリースしていて、これをファーストアルバムとしているんですが、本人の中では、ファーストアルバムと、デビューアルバムというものの違いがあるんでしょうかね?厳密には、メジャーデビュー作ということでしょうか?(初期からJagjaguwarを知ってる人にとって、Jagjaguwarがメジャーレーベルに当たるかどうかの判断は難しいところですが、現在はメジャーレーベルという位置づけでなんでしょうね)

個人的には「Water Ocean Lake」ぜひ聴いてほしいです。BRIANA MARELA初期のカセット作品なんですが、これがとても愛らしく、ホームレコーディングの良質な温もりある部分と、ひとり感、原始的な音遊び、そしてジュリアナ・ バーウィックを思わせる歌声の多重録音で独特の世界を見ててくれています。

「Speak From Your Heart」ではより彼女の歌にフォーカスされた形の作品なんですが、ヴォーカルの多重録音で押し通すジュリアナ・ バーウィックとは違い、あくまでシンガーソングライター寄りのサウンド構築の範囲内で効果的に多重録音が使われているという感じでしょうか。

ともあれ、Jagjaguwarからリリースされることになって彼女の存在が広く知られるのはいいことですし、最新作「All Around Us」はレイキャビク録音!そしてプロデューサーはAlex Somersです。もう比較するのもなんなんですが、やはりジュリアナ・ バーウィックと重なってしまう。ストリングスにはAmiina、そしてパーカッションには、Kira Kiraやmumの作品他数多くの作品に参加しているSamuli Kosminenの名前が。まだ作品全体像はまだわからないですが、公開されている、”Surrender”を聴く限り、アメリカンインディー的な部分はすっかり北欧サウンドに洗練され、ドーリーミーでミスティックなサウンドの中でBRIANA MARELAの歌が、心地よく戯れている。よくも悪くもこういうサウンドになってしまうんだなーという感想と、やっぱりこのAlex Somersが関わるサウンドは鉄板だな〜と関心しながら、うっとり聴き入ってる自分もいたりして…。ともあれ作品が待ち遠しいです。

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