Oneohtrix Point Neverのツアーにも参加している、ニューヨークに拠点を置くアーティストEli Keszlerの9枚目の作品「Stadium」が、フランスのShelter Pressよりリリースされます。
サウンドを聴くと、エレクトロニックな音楽に感じるかもしれませんが、実際は、マルチ・インストゥルメンタリストでもある彼の生演奏というところも興味をそそられます。デジタル的に作成された、密でパーカッシヴな演奏と同時に、キーボード、アコースティック楽器によるジャジーでデリケートな、まどろみの空間との対比がとても面白い。彼の音楽は、ただ驚異のドラマーというところで完結せず、パーカッシブなテクスチャの間で、複雑な関係性を生み出している。