Halftribe「Archipelago」(sound in silence)
北アイルランド生まれ、イギリスのマンチェスター在住のアンビエント/エレクトロニック・ミュージック・プロデューサー Ryan Bissettのソロプロジェクト、Halftribe。2014年からはArchives、Dronarivm、Vent Sounds、Dewtone Recordings、Silk Sofa Musicなどのレーベルから4枚のアルバムと4枚のEPをリリースと着実に作品をリリースしているし、Fennesz、bvdub、The Green Kingdomが好きな人には是非注目してほしいくらい、どの作品も注目されるべき魅力を放っている。
Sound In Silenceからリリースされた「Archipelago」は、Halftribeの通算5枚目となる作品。シンセ、霞のかかったドローンのほか、おぼろげに鳴らされるピアノ、エフェクトされたギターや、ボーカルのサンプル、そして穏やかなフィールドレコーディングを使う手法で、アコーステック楽器の差し込み方が本当巧みで、印象に残る。
アンビエント/シューゲイズなサウンドスケープも彼の嗜好に入っているとは思うけど、過去の作品よりもグッと洗練されてて、聴いていて時折、ウイリアムバシンスキーを思わせる、メランコリックなループや、ギターによる、繊細な音響による、空想の世界で揺らめく、深く美しいアンビエンスがたまらなく良い。
近年リリースされた、「For The Summer, Or Forever」「Backwater Revisited」も素晴らしかったですが、この「Archipelago」は、キャリア最高作だと思う。
01. Exposed
02. We Are Dust
03. Broken Beams
04. Drops
05. Archipelago
06. Fader
07. Two Teaspoons Of Wishful Thinking
08. Breather
09. Rejected
10. Subliminal
11. Imperfect
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