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Lau Nauラウナウ『Poseidon』(YACCA)


フィンランドのインディー音楽シーンを代表する音楽家、ラウナウ。フリーフォークの盛り上がる時期に日本でも紹介され、その可憐な歌声と反するような、危うくミステリアスなサウンドの佇まいは、セカンド作において一気に日本でも広く知られることになります。

近年は、映画、演劇、ダンスのスコアを手がけており、また、ここ数作は、サウンドトラック作が続いており、ラウナウのヴォーカリストとしての魅力はやや封印されたものとなっていましたが、その反面、映像的広がりを持ったアンサンブルはより研ぎ澄まされたものとなってきており、そのプロセスと、歌の魅力が存分に詰め込まれた本作品「Poseidon」では、彼女の潜在的な感性がより綿密に形となった、完成度の高い素晴らしい音世界が広がっています。

今作のレコーディングには、Bert JanschやDamon & Naomiなど様々なアーティストの作品に参加する、Espersの女性チェリストHelena Espvall、そして近年、Lau Nau作品に大きな影響を与えている、スウェーデンの映画音楽~モダン・クラシカルシーンの人気作曲家、Matti Bye、アイスランドの人気グループMúmのパーカッショニストSamuli Kosminen、そしてLau Nauのパートナーであるマルチ奏者Antti Tolviなど、実力派ミュージシャンたちが多数参加。キャリア最高傑作に相応しい作品です。

01. Caligari
02. Elina
03. Unessa
04. Suojaa uni meitä
05. X y z å
06. Poseidon
07. Tunti
08. Sorbuspuun alla
09. Pianopilvi
10. Lydia
11. Kun lyhdyt illalla sytytetään, ne eivät sammu koskaan
12. Nukahtamislaulu (Bonus Track)

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