1990年に、Loren Connors自身のレーベルSt. Joanから Guitar Roberts名義で300枚限定でリリースされていた作品が、Family Vineyardよりリイシューされました。
80年代後期の短い期間、Loren Connorsは、Guitar Robertsという名前で、作品をリリースしていました。国内盤にもなっていた93年作の”Hell’s Kitchen Park”をはじめ、彼には名作が多数ありますが、この「Blues: The “Dark Paintings” of Mark Rothko」や、前作「In Pittsburgh」なども外せません。
この「Blues: The “Dark Paintings” of Mark Rothko」は、マンハッタンのギャラリーで見た、抽象表現主義の代表的な画家、マークロスコの晩年作「Dark Paintings」に影響を受け録音されています。彷徨うように弦に触れ、幽玄に咽び泣くギター。即興によって導かれるLoren Connorsの内なる創造性は、マークロスコの絵画と共鳴しているかのようです…。リイシューにあたり、アートワークも一新。マークロスコの「Dark Paintings」の1枚が使われています。また、リマスタリングしたのは、12kでもおなじみ、Taylor Deupreeというのも興味深いです。ダウンロードクーポン付き。150 gram vinylで 限定800枚。