久しぶりに届けられた、This Is The Kit3枚目のニューアルバム「Bashed Out」
英国ウィンチェスター出身〜ブリストル〜現在はフランス在住の、KATE STABLES(ケイト・ステイブルズ)によるプロジェクト、THIS IS THE KIT(ディス・イズ・ザ・キット)の新作「Bashed Out」がいい感じ。
エンジェルズエッグさんからリリースされていた頃は熱心に聴いていたのですが、正直このところはすっかりご無沙汰でした。おそらく「Krulle Bol」(LPは2007年でCDは国内先行で2008年だったか?録音は2006年頃)以来となるはずだから、もう7〜8年にもなるのか〜。小学1年生が今では中学生になっているという感じのタイムラグがありながらも、素敵さはそのまま、ソフトなサイケデリアに包まれた良質なフォークロックを聴かせてくれます。ちょっとロック寄りになったかな?と思うんですが、プロデューサーでもあるThe NationalのメンバーでもあるAaron Dessnerの影響か?
ただ、Rozi Plain, Jesse Vernon, Jamie Whitby-Colesのツアーメンバーと、Bryce Dessner, Thomas Bartlett (Doveman, The Gloaming), Matt Barrick (懐かしのJonathan Fire Eaterのドラマー、現The Walkmen) 、Ben Lanz (Beirut, The National) といったNY人脈らの見事なバンドアンサンブルで、これまでに培ってきた彼女の魅力を含んだソングライティングと、独特のキュートさとハスキーさが入り混じった”うた”の魅力は、なんら損なうことなくこの作品で輝いています。ジャケットもいい雰囲気。
2015-04-16 by
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